父親が薄毛がはっきりわかる状態で、その父親を見て息子が悩んでいるという質問。30代の父親が既に薄毛なのですが、息子の私に遺伝するでしょうか?また祖父も40代くらいから薄毛です。
という質問に対して、現状考えられる事と、自力で対策できる事、さらにその上で出来ることをまとめてみました。
目次
質問内容から、登場人物をまとめてみました。
ネット上では薄毛に関する悩みというのは、かなり多く見受けられます。
30代の父親が既に薄毛なのですが、息子の私に遺伝するでしょうか?祖父も40代くらいから薄毛です。
祖父:60代以上くらい?40代くらいには薄毛になっていた。
父親:30代
質問者:息子10代後半くらい?
父親と息子の年齢と症状の判断推測
祖父は、40代から薄毛になっていたという事ですが、質問の内容だけでは、なんとも言えないですが、AGA(男性型脱毛症)であった可能性は十分にあると思えます。
また、父親に関しては30代で薄毛とはっきりわかるということですから、おそらくAGA(男性型脱毛症)であると仮定できます。
この事から、息子さんもAGA(男性型脱毛症)の発症因子を受け継いでいる可能性は、どちらかと言うと高いと言えます。
AGA(男性型脱毛症)そのものが、最初に発症するキッカケになる原因というのは、現在はっきりとはわかっていません。
薄毛が遺伝する事は確かですが(薄毛は優性遺伝子で引き継がれる力が強い)その遺伝する事がAGA(男性型脱毛症)の発症因子を受け継ぐという事ははっきりしていません。
ですが、結果的に薄毛になるという方が多く、それらの方がAGA(男性型脱毛症)として診断される率も高いことから、薄毛遺伝=AGA(男性型脱毛症)の遺伝とある程度仮定する程度であればかまわないと思います。
また、薄毛遺伝=AGA(男性型脱毛症)の遺伝は確実というわけではないのですが、リスク回避という面で見れば、薄毛遺伝=AGA(男性型脱毛症)の遺伝と仮定してもいいでしょう。
その上で、発症しても症状がひどくなるのを抑えるための準備として心がけておくという事はおかしなことではありません。
では、準備として、心がけておく事とはなんでしょうか?
父親が薄毛で遺伝して自分の薄毛になるかもしれない人が準備しておく、心がけておく事とは?
まず、AGA(男性型脱毛症)についてを学びましょう。
AGA(男性型脱毛症)という症状はなぜ起こるのか?
簡単に言えばテストステロンと呼ばれる男性ホルモンが、5αリダクターゼ-還元酵素と結びついてジヒドロテストステロンと言う男性ホルモンになり、そのジヒドロテストステロンが髪の成長を妨げ抜け毛にしようとする働きをしてしまいAGA(男性型脱毛症)となり、薄毛になるわけです。
次に、髪が生えて成長してふさふさになって、最後に髪が抜け落ちるまで事をヘアサイクルといいます。
そしてAGA(男性型脱毛症)の方であれば、髪に毛が生えて、髪の毛が成長して、髪の毛が抜け落ちるサイクルの中で髪の成長を著しく阻害してしまいます。
成長する前に髪の毛が抜けるタイミングが来て、それが何度も何度もいろんな毛穴で起こっていつの間にか髪が減っている事で薄毛になる事です。
この事からも、AGA(男性型脱毛症)は髪の毛の成長を抑えて髪が抜ける力をもつ髪の病気のようなものです。
まずは、そのAGA(男性型脱毛症)の症状を食い止める事が大事ではありますが、質問者はおそらく10代ではないかと推測されるので、AGA(男性型脱毛症)の症状を止めるプロペシア等の医薬品は使えません。
そして質問の内容から推測にはなりますが、まだ薄毛にはなっていないと思われます。
そう考えると、髪が抜けるという遺伝的要素(AGA(男性型脱毛症)も含めて)を抑える行動よりは、髪の成長を促進する事に力を入れるべきだと言えます。
髪の成長を促進する事とはなんでしょうか?
髪の成長を促す為には、項目としてあげるなら以下の5つになります。
- 頭皮の毛根(毛母細胞)への血流を促進させる!
- 頭皮の環境を髪が成長しやすい頭皮を維持する!
- 髪に良い成分を摂取する!
- 良い睡眠を良いタイミングで取る!
- 軽い運動をして代謝を促す!
頭皮の毛根(毛母細胞)への血流を促進させる!
これは薄毛対策とは切っても切り離せません。
そもそも、髪が成長する為には、髪になる成分を毛根にある毛母細胞が血管を通して受け取らない限り成長しません。
土も水も無い所に種を置いても発芽も成長もしないのと同じです。
なので、まずは頭皮の血流を上げる事で毛根(毛母細胞)へ栄養を沢山送る事を意識してください。
では、血流を促進させる事は何か?
簡単な有酸素運動をする。
近隣を15分ほど歩く、または少し早歩きをしてくるだけでも構いません。
それをするだけでも身体の代謝は進み、全身の血流は上がります。
頭皮をもみほぐすマッサージをする。
お風呂でシャンプーをする時に、キズを付けないように頭皮をもみほぐして血流を上げる!
お風呂に浸かっている時でも構いません、5分程度、手の指で首から頭頂部に掛けて少しシワがよるくらいでもみほぐすことで血流を上げることができます。

頭皮の環境を髪が成長しやすい頭皮を維持する!
毛穴の汚れを取ってあげることで髪の成長を邪魔する事が1つ減ります。
毛穴に油が酸化して固く溜まっているとそこから髪の毛は頑張って成長しようとしますが、その余計な油が髪の毛を締め付けるような形で髪の成長を阻害してしまいます。
なので、シャンプーをする時は、毛穴を意識してもみほぐす様にシャンプーする様にしましょう。もみほぐす事で血流アップの効果も得られます。
そして、そもそも、脂っこい食事を控える事です。
身体は食べたものを材料に身体を作り変えていきます。
頭皮も同じです。
なので、脂っこい揚げ物や、お菓子、スナック菓子、あとはアイスなども食べすぎないように注意しましょう。
髪に良い成分を摂取する!
食べ物に関しては1つ前の項目で、できれば食べないようにという注意をしましたが、それとは逆に積極的に食べましょうという物があります。
基本的には野菜類は積極的に食べましょう。
さらに、大豆類、肉食で言えば、レバーなどが、髪の成長に大事な成分などを補ってくれます。

良い睡眠を良いタイミングで取る!
血液の流れを良くして、その血液の中には髪によい成分も流れてる。
あとは、しっかりと髪の成長を後押しする良い睡眠を取る事です。
髪の成長はおおよそ夜10時から、深夜2時までが活発に成長します。
その髪の成長のゴールデンタイムに起きていると、せっかくのゴールデンタイムを無駄にしてしまいます。
また、生活習慣を整える事にかんしても、やはり出来る限り夜10時には就寝できるようにしましょう。
軽い運動をして代謝を促す!
最後に軽い運動について、少しだけ触れてましたが、軽い運動というのは、ジョギングをしないといけないとか、そこまで深く考える必要はありません。
すこし身体があたたまる程度の運動で構いません。できればそれを定期的に続けていただくことで、身体の代謝が進みます。
30代の父親が既に薄毛なのですが、息子の私に遺伝するでしょうか?祖父も40代くらいから薄毛ですへの後述
いかがだったでしょうか?
情報量が少なかったので、簡易的にはなりましたが、原因の洗い出し、原因への対処、などをまとめてみました。
いろいろあって難しそうには感じるかもしれませんが、よくよく理解するとそこまで難しいことではありません。
難しい事は、毎日のスケジュールを変更していってそれを続けていくことだと思います。
一度に全部じゃなくてもいいので、1つ1つを習慣づけてください。
また質問者の年齢が20歳を超えたときには医薬品でのAGA(男性型脱毛症)への具体的な対処方法もあります。
手っ取り早くAGAへの効果がある育毛剤もこちらでまとめましたので、紹介しておきます。
