こちらのページでは、30代女性の薄毛の症状や種類について詳しく紹介しています。

薄毛の悩み
目次
女性の薄毛(脱毛症)の種類は大きく分けて6種類あります。
- 瀰漫(びまん)性脱毛症
- 分娩後(産後)脱毛症
- 粃糠(ひこう)性脱毛症
- 牽引(けんいん)性脱毛症
- 脂漏(しろう)性脱毛症
- 円形脱毛症
薄毛の症状や種類によって、効果的なヘアケア方法が異なるので、現在の自分の症状をよく知っておくことが大切です。
瀰漫(びまん)性脱毛症
男性に多く見られる男性型脱毛症(AGA)の女性版の事を瀰漫(びまん)性脱毛症と言います。
※AGAと区別してFAGAと言われています。
女性の薄毛症状で1番多いと言われている症状です。
この瀰漫(びまん)性脱毛症は、髪の毛1本1本が細くなっていき次第に頭髪全体が薄くなってしまう症状です。
瀰漫(びまん)性脱毛症はゆっくり進行するため、薄毛になっていることに気づきにくいと言われています。
その為、抜け毛が増えて分け目が目立ってきたり、頭皮が透けるなどの症状が深刻になってきて初めて気づくこともあるようです。
分娩後(産後)脱毛症
妊娠・出産を経験された方に現れる症状です。
出産後は女性ホルモンのバランスが乱れたり、減少していくため一時的に抜け毛が増えてしまう事があります。
分娩後(産後)の抜け毛は、出産から半年から1年くらいで自然と落ち着いてきますが、1年以上抜け毛が続く場合はストレスが原因になっていたり、高齢出産・体力の回復に時間がかかっている事も考えられます。
その際薄毛の症状回復が遅くなったり、完治することが難しくなる場合もあります。
粃糠(ひこう)性脱毛症
頭皮環境が悪く、乾燥してフケがたくさん発生してしまいます。
そのフケが毛穴に詰まることで炎症を引き起こし、髪の成長が妨げられて抜け毛になってしまう症状です。
原因としては、過度のシャンプー・不十分なすすぎ・カラーやパーマの薬剤による刺激があげられます。
その他にも不規則な生活習慣やシャンプーが合っていない事も考えられます。
※フケが異常に多い時には、脂漏性皮膚炎の可能性も考えられるので、皮膚科を受診したほうがいいかもしれません。
牽引(けんいん)性脱毛症
髪が長い人に多い脱毛症です。
いつも同じ分け目にしていたり、まとめ髪(ポニーテール・アップヘア)などにする際、長期にわたり髪の毛を引っ張ったりすることで、頭皮に負担がかかって薄毛の原因になってしまいます。
対策としては分け目を固定せず、定期的に髪型を変える事をおすすめします。
脂漏(しろう)性脱毛症
皮脂が過剰に分泌されることによって炎症を起こしてしまう脱毛症。
定期的にシャンプーをしていなかったり、頭皮にあっていない・シャンプーを使ってすすぎが不十分になっていると、皮脂が過剰に分泌されることがあります。
このような状態が続く場合には『脂漏性皮膚炎』を引き起こすこともあるので、早めに専門医に相談することをおすすめ致します。
円形脱毛症
男性・女性問わず誰にでも発症する可能性がある脱毛症です。
「10円ハゲ」や「500円ハゲ」といったような言い方を聞かれたことがあると思いますが、コインのように円形状に脱毛していきます。
症状が小さい場合は自然治療することも多いですが、髪の毛が抜ける範囲が広くなったり脱毛を繰り返す場合には適切な治療が必要になります。
30代女性の薄毛の症状・種類のまとめ
30代女性の薄毛の症状と種類は主に上記6種類にわけられます。
症状は1つに限らず複数の原因が重なっていることもありますので、1人で判断せず専門医などに相談しましょう。
そして、ホルモンバランスの乱れや血行不良につながる、過度なダイエット・ストレス・睡眠不足・栄養の偏った食事・喫煙などはなるべく改善出来るように心がけましょう。